近ツー、6月の取扱高は15.9%減、海外は主催、メディアとも苦戦
近畿日本ツーリストの6月分の取扱高は585億237万9000円で前年比15.9%減となった。5月の取扱高は前年比4.4%減まで回復していたが、逆戻りした格好だ。このうち国内旅行は368億3316万円の5.6%減、海外旅行は202億2973万8000円の27.7%減であった。海旅の内訳は学生団体が14.5%減の6億4750万7000円と依然として前年割れ、一般団体も取扱件数、人員ともに伸びず、団体旅行の合計は19.7%減の78億5245万1000円であった。主催旅行は会計処理の変更のため、ホリデイが前年比41.8%減の30億7022万9000円であるが、販売実勢は14%減程度だという。方面別取扱いでは香港、タイ、インドネシアが2桁増と好調である。メディアは大幅に落ち込み、先月の2.3%減から37.8%減の52億9459万9000円と不振。外人旅行はワールドカップ関連の需要により123.7%増の12億6166万9000円であった。