主要5社、夏休みのパッケージ商品予約は10〜20%減で推移

  • 2002年7月24日
 JATAがジェイティービー、近畿日本ツーリスト、日本旅行、ジャルパック、阪急交通社の5社を対象に行なった調査によると、夏休み(7月〜9月)のパッケージツアーの予約動向(人員ベース)は方面別に異なるが、前年同時期比で10〜20%減となっている(7月12日現在)。4月は11.7%減、5月は4.9%減と順調に回復していたが、サッカーW杯の影響で6月の実績は15.3%減と減退、その影響を引きずり7月の予約状況は17.3%減、8月は19.1%減、9月は11%減となっている。好調な方面はオセアニアと中国で両方面とも4月〜6月は前年超える実績を上げ、低迷した6月でもオセアニアは13.4%増、中国は5.8%増である。7月以降もオセアニアで8月が2.5%減、中国で7月が1.3%減となっている以外は前年同期を上回る予約状況だ。一方、不振の方面はアメリカ・カナダで6月の実績は31.1%減、7月以降の予約も7月が42.7%減、8月が46.5%減、9月が32.2%減となっている。