JTBワールド、全日空ワールド、米国ツアーを共同企画、需要喚起図る
JTBワールドと全日空ワールドは、テロ後低迷している米本土への旅行需要喚起と新たな魅力の掘り起こしを目的に、新商品「アメリカ紀行」を共同で企画、7月12日から販売する。米本土へのツアーに関する業界内のアライアンスは初めてのこと。従来は都市型滞在やテーマパーク訪問型が多く、周遊型ツアーの単独催行は効率が悪かったことから、「点から線へ」と「アライアンスメリットの追求」をテーマにコースを開発したのが特徴だ。2社が共同催行することで出発日によっては、「低廉な旅行代金で最少催行人員2名」を実現することが可能になった。コースは東海岸と西海岸2つで、東海岸はJTBワールド、西海岸は全日空ワールドが主管会社となり、商品開発と現地の受け入れを担当。東海岸のツアーは「ニューイングランド紅葉街道」(9月〜10月)で、ニューヨーク発着の3泊4日のバスの旅がツアーの中心に組みこまれる。西海岸のツアーは「カリフォルニアの風シーサイドドライブ」(9月〜2003年3月)で、サンフランシスコからロサンゼルスまで2泊3日のドライブの旅を中心に設定している。両社合計で1000名の集客を目標としている。