JTB・全日空ワールド共同企画、弱点補足で中国へのOL層を開拓

  • 2005年5月6日
 JTB中国旅行と全日空ワールドは上海・北京を訪れるツアー「チャイナグラフティ」を共同で企画、5月10日から販売する。JTB中国旅行の代表取締役社長・國松博氏は「われわれの主要客は熟年層と修旅で9割を占める。若い女性に人気のある全日空ワールドとタイアップしてこれらの客層を取り込みたい」と語り、全日空ワールドの専務取締役営業本部長・山澤一喜氏は「認知度が高く、特約店の多いJTBと組むことでハローツアーの知名度を向上し、その他方面への効果も狙いたい」と共同企画の目的を述べた。
 また、販促・宣伝活動やオペレーションを共同で行ない、コスト削減も狙っている。今回はOL層がターゲットのため、ナイトスポットを巡る「シンデレラ・シャトル」を共同で運行、20人乗りのバスを両都市に1台配置し、夕方から24時まで観光スポットを循環する。昼間は、観光なしの「フリープラン」、添乗員同行の「観光プラン」のほかに、観光スポットまでは添乗員が同行し現地では自由に観光する「らくらく散策プラン」を設定、多様な過ごし方を求める若者層を意識した企画になっている。JTBは北京・上海5日間の1コース、全日空ワールドは上海、北京のモノステイと両都市周遊の3コースを設定、全て成田発のツアーだが全日空ワールドは近日中に関空発のツアーも販売する。両社併せて2300名の集客を目指す。