8月の延べ宿泊者数6598万人泊、外国人は+3.8%で堅調 客室稼働率は大阪が全国最高
観光庁は10月31日、宿泊旅行統計の8月第2次速報と9月第1次速報を公表した。8月の延べ宿泊者数は6598万人泊で前年同月比0.4%減、うち外国人は1385万人泊で同3.8%増と堅調だった。9月は全体5499万人泊で同0.2%減、日本人は減少、外国人は増加を維持した。
客室稼働率は8月全体65.9%、9月63.6%となり、タイプ別では8月時点でリゾート67.2%、ビジネス76.4%、シティ75.4%、旅館46.2%、簡易宿所38.5%だった。9月はリゾート58.1%、ビジネス76.8%、シティ76.4%、旅館40.2%、簡易宿所30.7%となった。 大阪府の全体稼働率は80.7%で全国最高となり、8月には80%超の都道府県がリゾート1、ビジネス10、シティ5に拡大した。
国籍別では8月の外国人延べ宿泊で中国が338.7万人泊(構成比28.7%)で首位、台湾168.3万人泊(14.3%)、韓国119.5万人泊(10.1%)、米国95.0万人泊(8.1%)、香港51.7万人泊(4.4%)が続いた。前年同月比では全体+7.0%、ロシア、ドイツ、インドの伸びが目立った一方、韓国と香港は減少した。
エリア別にみると、8月の三大都市圏は前年から+1.6%の伸びにとどまった一方、地方部は+8.5%と拡大しており、地方誘客の動きが続いている。


