10月1日、IATA代理店で発券停止 システム障害で混乱広がる

  • 2025年10月7日

 10月1日未明、IATA代理店で航空券の発券が一斉に停止するトラブルが発生した。原因はIATAのシステムエラーによる「Cash FOP(キャッシュ発券)」の予期せぬ制限で、各社の発券業務が長時間にわたり停止する事態となった。

 取材に応じたIATA代理店によると、トラブルは10月1日午前1時ごろに発生。復旧時刻はそれぞれ異なり、夕方頃に復旧した代理店も確認されている。

 IATAは10月2日付のレターで、予期せぬ制限が発生したことを報告し謝罪。「問題確認後、直ちに対応を開始したが、手動での復旧作業が必要となり一部の代理店では時間を要した」と説明している。

 また、再発防止に向けた対策を講じており、「今後も同様の事象が発生しないよう、業務プロセスの精度向上に努める」としている。