アジアが半数超、トラベルコ秋の人気旅行先ランキング

  • 2025年9月2日

 旅行比較サイト「トラベルコ」を運営するオープンドアは、2025年秋の海外旅行先人気ランキングを発表した。上位には近距離のアジア都市が多く並び、短期でも手軽に訪問できる渡航先への関心が高まっていることがうかがえる。

 トラベルコによると、2025年秋の海外旅行先人気ランキングでは、1位にソウル、2位に台北、3位にホノルルがランクインした。以下、釜山、グアム、バンコク、香港、シンガポール、バリ島、上海と続き、上位10都市中7都市をアジアが占めた。前年から急上昇を見せたのは10位にランクインした上海で、ビザ免除措置や航空便の増便、テーマパーク人気の高まりなどを背景に順位を大きく上げた。

 1位のソウルは、紅葉が美しい10月下旬が観光のベストシーズンで、歴史的建造物と紅葉のコントラストが観光客に好評だという。台北では、過ごしやすい気候と九份の幻想的な風景が人気で、ローカルグルメとの組み合わせで秋旅に適していると紹介されている。ホノルルは温暖で乾燥した気候が続き、各種フェスティバルやマーケットなど秋ならではのイベントも充実しているという。

 また、ランキングの集計対象となった9月から10月は、カレンダー上で3連休や飛び石連休が多く、海外旅行を計画しやすい時期となっている。検索データは、旅行期間を2025年9月1日〜10月31日、検索実施期間を7月1日〜8月10日としたもの。

 往復航空券やツアーの最安値では、1位のソウルは、航空券が9月で1万6660円、10月は1万5800円。ツアーは2泊3日で9月2万2800円、10月2万3500円となっている。2位の台北は、航空券が9月で2万2170円、10月は2万3566円。3泊4日のツアーは9月3万4000円、10月3万4600円。3位のホノルルでは、航空券は9月で5万6055円、10月5万5940円。4泊6日のツアーでは9月が12万900円、10月は11万7200円となった。