「TRAIN SUITE 四季島」で複数回の車内飲酒、JRびゅうが処分と再発防止策
JR東日本びゅうツーリズム&セールスは13日、同社が業務を受託する列車「TRAIN SUITE 四季島」において、一部トレインクルーによる不適切な飲酒行為が判明したと発表した。信頼を損なう重大な事案として、関係者の処分および再発防止策を講じるとしている。
今回の不祥事は、「TRAIN SUITE 四季島」車内において、トレインクルーが業務の一環である酒類の品質チェックの範囲を超えて、複数回にわたって飲酒を行っていたもの。これを受け、経営陣に対し責任を明確にする措置が取られ、代表取締役社長の澤田博之氏と常務取締役執行役員の生貝正之氏がそれぞれ報酬の一部を1ヶ月間返上する処分となった。
再発防止に向けては、酒類の取り扱いに関するルールを厳格化し、トレインクルー全員への再教育を実施するほか、新規採用時の研修でも重点的に指導を行う。また、年1回実施しているコンプライアンス教育においても、本件を取り上げる方針である。
列車運行への具体的な影響については現在確認中で、必要に応じて追って情報を公表するとしている。