主要旅行会社の5月総取扱額は前年比105.7%、27社が前年越え

  • 2025年7月28日

 観光庁が25日に発表した「主要旅行業者の旅行取扱状況速報(2025年5月分)」によると、訪日旅行の増加を主因に総取扱額は前年同月比で105.7%となり、2か月連続で前年を上回った。

 2025年5月の主要旅行業者44社・グループによる総取扱額は3272億2794万円で、海外旅行は約1048億円(前年比104.8%)、訪日旅行は約241億円(同123.3%)、国内旅行は約1983億円(同104.3%)と、すべての区分で前年同月を上回った。

 募集型企画旅行における取扱人数は、訪日と海外がそれぞれ107.8%、100.1%と微増した一方で、国内は92.4%にとどまり、減少が続いている。国内旅行においては取扱額も前年同月比で97.2%とやや落ち込んだ。

 主要44社のうち、5月の総取扱額が2024年同月を上回ったのは27社。最も伸びたのは以下の10社だった。トヨタツーリストインターナショナル(153.7%)、イオンコンパス(147.2%)、フジ・トラベル・サービス(146.7%)、読売旅行(144.9%)、ジェイアール東海ツアーズ(127.0%)、沖縄ツーリスト(120.7%)、日本橋夢屋(117.4%)、IACEトラベル(116.4%)、HTB-BCDトラベル(115.2%)、東武トップツアーズ(114.1%)。

 主要旅行業者の月別・分類別の旅行取扱額、前年比の推移は下記の通り。