アナンタラ、軽井沢で日本初進出へ ロイヤルマイナーホテルズがリスト社と契約

  • 2025年7月10日

 ロイヤルマイナーホテルズは、リストデベロップメントと提携し、日本初の「アナンタラ」ブランドとなる高級リゾート「Anantara Karuizawa Retreat」のホテルマネジメント契約を締結した。開業は2030年を予定しており、同社にとって国内ラグジュアリーホテル市場への本格参入第一歩となる。

 本施設は長野県軽井沢町の約4万㎡の森林地に立地し、全51室のスイートとヴィラで構成される高級リゾートとして計画されている。タイ発のラグジュアリーブランド「アナンタラ」にとって日本初の進出拠点となり、ロイヤルマイナーホテルズは今後、アナンタラのほか「アヴァニ」「チボリ」を含む3ブランドで、2035年までに国内で21棟のホテル展開を目指している。

 アクセスは、北陸新幹線・軽井沢駅から車で15分、東京から新幹線で約1時間と利便性に優れ、国内外の旅行者に対応可能な立地にある。ヴィラは2~3ベッドルーム付きのラグジュアリー仕様で、ホテル運営にも組み込まれる。館内には3つの飲食施設のほか、アナンタラの特色であるスパ、温泉、プール、フィットネス、ライブラリー、多目的スペースなどを備え、滞在価値を高める。

 軽井沢は年間を通じてアウトドアアクティビティが楽しめる国際的なリゾート地として、富裕層を中心とした需要の高まりが見込まれており、同ブランドの誘致によって地域経済への波及効果も期待される。