アメリカン航空、第1四半期利益見通しが市場予想に届かず

  • 2023年4月13日
写真はロサンゼルスで2018年3月撮影(2023年 ロイター/Mike Blake)

[12日 ロイター] - アメリカン航空グループが12日発表した第1・四半期の調整後1株利益見通しは0.01─0.05ドルで、リフィニティブのデータに基づくアナリスト予想の0.06ドルを下回った。ユナイテッド航空に続き、人件費と燃料費の負担が業績を圧迫している様子が示された。

これまで米航空業界は、人件費と燃料費の高騰によるマイナスを、運賃引き上げや世界的な旅行の拡大という追い風でしのいできた。ただ借り入れコスト上昇やインフレ、失業といった経済環境下で、今後需要が維持されるかどうか懸念が広がっている。

アメリカンは第1・四半期の有効座席マイル当たり旅客収入について前年同期比で約25.5%の増加と予想した。

燃料費の想定は1ガロン当たり3.27─3.32ドルで、従来の3.33─3.38ドルからやや引き下げたが、前年同期の2.80ドルよりは依然として高い。