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【タイ現地レポート】中国からの旅行者戻る、総事業費約1兆2000億円の「航空都市計画」とは?

 微笑みの国タイランドの現状を筆者が伝える現地レポート。前回に引き続き、タイ滞在10年目の筆者が現地の最新情報をレポートさせていただきます。

街の様子

 前回(11月22日)のレポートでも触れましたが、タイ政府は、コロナにより2年半続いた非常事態宣言を2022年10月1日から解除し、入国制限を完全に撤廃しました。このことを受け、世界中の旅行者がタイに戻ってきています。大きな行事としては、2023年1月22日から始まった旧正月で、特に韓国からの旅行者が多く目立った印象です。コロナ前の2019年に約1100万人も居た中国人旅行者ですが、2月6日より団体旅行が開始され、第一陣が早くもタイに到着しています。タイ観光庁は、2023年700万人の中国人旅行者受け入れを目標にしているそうです。

 その中国ですが、ある中国人女性がタイ警察にお金を支払い、空港からパタヤまで白バイの先導で特別に送ってもらったということがタイ国内で問題になりました。その「VIPエスコート」は、タイ警察に13,000バーツ(約5万円)支払うことで入国の手続きも並ばずに済ませることができるそうです。その女性が動画投稿サイトに投稿し、中国で話題になったことから発覚した今回の件ですが、以前よりタイ警察の副業として一部では有名なものでした。その後の調査で、この「VIPエスコート」は勤務時間外に警察官が個人で行った副業だということで、警護に関わった警察官は異動になりました。

出典: 本当にあった!タイ警察のエスコートサービス。あなたもVIP気分が味わえる?|タイニュース・クロスボンバー

出典: 本当にあった!タイ警察のエスコートサービス。あなたもVIP気分が味わえる?|タイニュース・クロスボンバー

VISA規制の強化

 詳しくは触れませんがタイ警察上層部や政府関係者も絡んだ中国マフィアの大物の逮捕が11月末にあり、その影響から外国人に対するVISA規制が大分厳しくなりました。2月に入り、ボランティアVISA、違法学生VISA、違法医療VISAなどに関わっていたイミグレーションの担当官も一斉に検挙されています。外国人の不法滞在者への取り締まりも強化されており、外国人がいる会社にイミグレーションが取り締まりを行なっているとの話です。 正規のVISAを持っていない人は、強制送還の可能性もあります。 また、昨年度120日以上タイに滞在していた外国人は、タイに入国できない可能性もあります。これまでと同じようにVISAランを考えている人たちは要注意です。

タイ人が行きたい国No.1は日本

 クレジットカード会社のVISAが2022年11月末に発表した調査で、タイ人が旅行で行きたい国の1位に日本が選ばれました。観光地としては、特に北海道が人気です。北海道は新鮮な魚介類も魅力ですが、1年中雪が降らないタイでは、雪を見ることがタイ人の一種のステイタスとなっています。東京は浅草、渋谷、東京ディズニーランドなどが人気です。

北海道 小樽の運河

 逆にタイに来る日本人観光客も増えています。前回のレポートでもお伝えしましたが、大麻に興味がある日本人の訪タイが増えている印象です。バンコクでは日本人オーナーの大麻を扱うカフェが数店オープンしているようです。ただ、前回もお伝えしましたが、娯楽目的の大麻接種は依然として「禁止」です。多幸感が得られる、食事が美味しい、夜グッスリ眠れるなどサプリのような効果しかないのに、何故か大麻を吸っていることが「格好良いこと」と勘違いした人たちからのタイへの興味が増している気がします。このような流れを受けて、タイで働きたいという若者も増えているようです。真面目な人も居ますが、何のスキルもない人がコンビニのバイトでもするかのように働こうと考えていて、正直怖いです。このような人たちは すぐに帰国すると思いますし、お金がなくなって何らかの犯罪に関わらないか心配です。

ディスコやPUBなどでは大麻の表示を良く見かけます

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