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セーバーホスピタリティソリューションズ支社長-日本・韓国 萩原一平氏

  • 2023年1月12日

 2023年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は、多大なご支援、お引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。

 昨年は、国境が再び開かれ、国内外の旅行が本格的に再開されたため、回復の年となりました。この1年間で明らかになったのは、旅行が復活している一方で、以前とは別の形で戻ってきております。トラベルエコシステムをすべて集約させ、マーケットの回復を利用し、成長の機会を創出し、エンドユーザーである旅行者の体験を向上させる必要があるということです。弊社はパンデミックの期間、弊社を含む旅行業界の繁栄に貢献するために、技術投資を絶やさず続けました。

 多くの方がご存知のとおり、弊社は2020年にGoogleとパートナーシップを結び、GoogleCloudの高度な人工知能(AI)および機械学習(ML)機能を組み合わせたSabre Travel AIの開発を進めています。このパートナーシップは、弊社ならびにお客様に革新をもたらし、絶え間なく進化する旅行環境で優位性をもたらすことができます。

 昨年、ホテルオペレーションの最適化とゲストエンゲージメントソフトウェアを全世界で提供する企業、Nuvolaを買収したことにより、宿泊施設のオペレーションのデジタル化の推進、小売面での更なるサポートが可能となりました。 Nuvolaを利用し、ホテリエが様々な施設の商品やサービスを施設内外で提供する際に発生する課題に取り組みます。この課題を解決することで、セーバーのソリューションを通じて宿泊施設のサービス拡大が可能となります。

 またNuvolaと同時に、宿泊施設の小売業の未来を変革し、宿泊ゲストが期待するパーソナライズされた旅行体験を提供することができるSynXis Retail Studioを発表いたしました。これは宿泊施設のすべての商品、サービス、体験、ポリシーを販売できるようサポートし、ゲストエクスペリエンスを向上させ、収益源を多様化させます。

 2023年はクラウドへの移行計画を完了させ、トラベルエコシステムの中でさらなる革新と成長を遂げるために邁進いたします。

 本年も引き続き皆さまのご支援・ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。