アメリカの「今」を駐在員の視点から-トリック・オア・トリート! ご当地ならではのハロウィーンの楽しみ方

  • 2022年11月18日

テーマパークで楽しむハロウィーンイベント

 日本からお越しの際に時間が限られている中で、トリック・オア・トリートやパンプキンパッチに行くのは少々ハードルが高いかもしれません。そんな方々にお勧めなのはテーマパークのハロウィーンイベントです。

 ディズニーランド、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド、シックスフラッグス、ナッツベリーファームなど、日本でも有名なテーマパークがロサンゼルス近郊には点在しています。それぞれが例年9月、10月の特定日の夜からハロウィーンの特別イベントを行っています。今回はその中でも、かなり怖い、本格派と言われているナッツベリーファームのハロウィーンイベントをご紹介させていただきます。

普段は「Knott’s Berry Farm」ですが、この期間は「Knott’s Scary Farm」に変わっています。

 ディズニーランドがあるアナハイムから少し離れたブエナパークにあるナッツベリーファーム。スヌーピーのテーマパークとしても知られていますが、ロサンゼルスのテーマパークといえば、やはりディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ハリウッドの印象が強いのではないでしょうか。ディズニーのハロウィーンについては、例年チケットが発売と同時に完売となることが多く、かなり前から計画する必要がありますが、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドやナッツベリーファームは完売となることが比較的少ないため、日程が合えば訪問が可能かと思われます。

 いざ園内に入ると、いつもののどかな雰囲気とは打って変わって、ホラーをイメージしたハロウィーンの雰囲気満載で、スモッグも大量に焚かれており、怖さが際立ちます。ハロウィーンのキャストには本格的な演技クオリティを要求するようで、採用面接もかなり厳しいという噂があります。

ハロウィーン期間限定のお化け屋敷

 実際に、特殊メイクやキャストの演技、園内の演出でかなりホラー要素が強くなっているので、あまりホラーが得意でない方には怖いだけと感じてしまうかもしれません。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのホラーナイトもかなり本格的という話を聞いていますが、ナッツベリーファームは日本にはないテーマパークなので、ロサンゼルス旅行の土産話としてもおすすめです。園内で販売されているグッズも凝っていて、点滴バッグに入ったドリンクは、チューブをストロー代わりにして飲む形状になっていました。

点滴風ドリンク(ノンアルコール)

 また、あまり知られていないのですが、ナッツベリーファームはアトラクションも本格的なものも多く、絶叫系のアトラクションがお好きな方にはとてもお勧めです。現在、ディズニーランド、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドをはじめテーマパークの入園料は年々上昇していますが、ナッツベリーファームは他のテーマパークに比べるとまだ比較的良心的な入園料設定になっています。

【参考】1日入園チケットの価格例(2022年11月現在)
●カリフォルニア・ディズニーランド 1デイ・1パークチケット:約109ドル~179ドル
●ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド 1デイ・ジェネラルチケット:約114ドル~142ドル
●ナッツベリーファーム 1デイ・チケット:約69ドル~99ドル

※訪問時期により変動しますので、各種詳細は各テーマパークのホームページをご参照ください。

 普段の営業時間は日によって18時から22時までですが、ハロウィーン期間は深夜まで営業し、ライド運行もしています。園内の至るところで、絶叫・・・ではなく歓喜の声が広がっているかもしれません。

おわりに

 今年の10月は日本の入国水際対策がまだシビアな条件だったことに加えて、円安の影響もあり、日本からロサンゼルスにお越しになる方もまだまだ少なかった印象でした。アメリカのハロウィーンは、各家庭の趣向に富んだデコレーションやパンプキンパッチ、テーマパークが作り出すエンターテイメントなど、あまり日本では目にすることのない文化を感じられる機会です。来年は是非、ロサンゼルスに限らず、アメリカ現地で過ごすハロウィーンをおすすめください。

本稿は、トランスオービットUSA ロサンゼルスの森下進一氏よりご寄稿いただいています。
※2022年11月14日(現地時間)現在の情報です。

株式会社トランスオービット
米国本土・ハワイ・カナダ・オーストラリア・韓国に現地法人を有するランドオペレーター
http://www.transorbit.co.jp/

お問い合わせ・お見積りは以下のフォームよりお願いいたします
http://www.transorbit.co.jp/contact/