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アメリカの「今」を駐在員の視点から-トリック・オア・トリート! ご当地ならではのハロウィーンの楽しみ方

  • 2022年11月18日

 早いもので今年2022年も残すところ2ヶ月を切りました。これから年末までアメリカ国内はサンクスギビング、クリスマスとホリデーシーズン一色になっていきます。先月ハロウィーンのイベントに赴く機会が多かったので、今回はその様子をご紹介させていただきます。コロナ以前ではハロウィーンを海外で過ごす方もいらっしゃるというニュースを耳にする機会もありましたので、今後ハロウィーン時期の訪米を計画されている方の参考になれば幸いです。

アメリカのハロウィーン(個人宅)

 日本に居た頃ハロウィーンといえば、仮装した人たちが特定の場所に集まり、パーティ感覚で楽しむ、というのが何となくイメージでしたが、アメリカでは基本的にはそれぞれのコミュニティ・地域で、子供や家族単位を中心としたイベントであるというのが再認識できます。

 写真はハロウィーン当日の10月31日にトリック・オア・トリートに行った際のもので、このようなデコレーションが通り一面の住宅で続きます。かなり本格的で気合が入っていますが、個人宅の敷地内でのデコレーションです。なかなか日本では味わえない規模の装飾で、トリック・オア・トリートをしに行く子供たちはもちろんのこと、お菓子を配っている家庭も存分に楽しんでいる様子が伺えました。(派手にハロウィーンの装飾を行えるか競っている印象もあり、一種のステータスとも感じます。)

一般家庭の装飾ですが、かなり凝っている方のお宅です。

 トリック・オア・トリートに来た子供たちにお菓子を丁寧に配ってくれる家庭もあれば、バケツ一杯にお菓子を詰めてあって、好きに取っていくスタイルなど様々です。キャンディーやチョコレート、グミなど、アメリカのお菓子はとにかく甘いものが多く、ハロウィーン後はすぐに消費しきれないくらいのお菓子の山になります。お菓子は日本ものの方が口に合うので、これが全部日本のお菓子だったら、と密かに考えてしまいます。

 ちなみに、トリック・オア・トリートは平日・休日に関係なく10月31日に行います。当然といえば当然なのですが、今年は翌日が平日でしたので、子供も大人も大変だったろうなというのが正直な感想です。

夜ということもあったせいか、パッと見では着ぐるみで誰か立っているのかと思いました。

電飾の数もふんだんに使っているので、10月だけでも結構な電気代になるのでは?と思います。

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