ドバイ、コロナ禍でも新施設オープンで回復基調、25年に2500万人目標

  • 2022年11月1日
長崎氏

 セミナーではエミレーツ航空(EK)セールスマネージャー東日本の長崎正道氏からサービスアップデートのプレゼンテーションがおこなわれた。今年10月に関空/ドバイ線が20周年となるEKは、2022年の夏には3万5000便を運航し1000万人以上が搭乗した。これはパンデミック前の運航の74%となり、年末までに80%まで引き上げる予定だ。

 日本路線については、現在、成田線はデイリー運航で、11月15日よりA380への機材変更が予定されている。また関空線は週6便で運航しているが11月7日よりデイリー運航となる。さらに羽田線は2023年6月の再開を予定。なお、名古屋は関空までの往復無料バスのサービスを提供している。

 プロダクトでは機内エンターテイメントシステムをアピール。5000チャンネルを超える映画やテレビ番組、音楽、ゲームなどが楽しめ、日本語対応も充実している。そのほか2022年8月よりプレミアムエコノミーが導入され、ドバイ/ロンドン、パリ、シドニー線で運用が開始されている。日本路線は未導入だが今後、最新型のワイドボディ機材のうち120機に順次設置予定だ。

 そのほか、ドバイでホテルを展開するエマール・ホスピタリティー・グループとマリオットインターナショナルからもプレゼンテーションがおこなわれた。エマール・ホスピタリティー・グループはブルジュ・ハリファの1~8階、38階、39階にある「アルマーニホテル ドバイ」や、ドバイに6軒展開するプレミアムラグジュアリーの「アドレスホテル」、ライフスタイルホテルの「ヴィダホテル」を紹介。

 マリオットインターナショナルでは現在、ドバイの稼働率は70%を越え2019年の水準に戻りつつあるという。また19ブランドがコロナ禍に開業し、ラグジュアリーの「ザ ドバイ エディション」やセレクトブランドの「レジデンス イン バイ マリオット アル ジャダフ」、ビーチリゾートの「マリオット リゾート パーム ジュメイラ」と「W ドバイ-ザ パーム」を紹介し、計52軒を展開していることをアピールした。