春秋航空日本、国際線を積極展開、「中国系の強み」で

JALへの整備委託で運航品質が改善
次期中計期間で黒字化めざす

中国春秋航空(9C)の子会社として2012年9月に設立され、14年8月に成田国際空港をベースに国内3路線で運航を開始した春秋航空日本(IJ)。中国系LCCとしての利点を活かし、中国本土への国際線展開も積極的に進めており、拡大する訪日需要の取り込みに成功している。また、かつては運航品質が安定せず、不安全事象が発生したが、18年に機体整備をJALエンジニアリングに委託して以降、劇的に改善。18年3月に代表取締役社長に就任し、その陣頭指揮を執った樫原利幸氏に、就任からの1年間の取り組みを振り返ってもらうと...