itt TOKYO2024
itt TOKYO2024

ハワイの「今」を駐在員の視点から-感染者数は再び増加傾向も、現地ツアー会社は徐々に再開

現在の観光地の様子

 日本からの観光客も少しずつ増えてきており、現地ツアー催行各社も徐々に再開を始めています。コロナ以前と同じように手配できるツアーがほとんどですが、自然公園などには予約システムが導入されており、手配するに当たりこれまでと勝手が違うツアーも出てきています。

ダイアモンドヘッド
 5月から予約システムが導入され、来園予定の2週間前から予約可能になっています。開園時間の朝6時から1時間枠で閉園時間まで好きな時間を選んで予約できるようになっており、予約システムも一般用とは別にツアー会社用も用意されている有り難い作りになっています。

 ただ、2週間前から予約可能ですので、人気のあるサンライズの時間枠(6時)はツアー会社用システムでは常に満席になっており、天気予報などを見ながら直前に参加日を決める方の手配の受付は難しい状況です。

 また、車両チャーターでの観光コースに立ち寄りする場合、ツアー会社用ページでは、「入園料のみ」の選択肢がなく、駐車場代(1台25ドルより)も加算されてしまいます。駐車場外で乗降車希望の場合はご自身で一般用から予約していただく必要があるのですが、ウェブページは全て英語のため、お客様によってはハードルが高いようです。

ハナウマ湾
 先行して予約システムが導入されたハナウマ湾ですが、入園のための行列が不要になったため、ビーチ滞在時間を計画して訪問が可能になっています。こちらは来園2日前から予約可能なのですが、ツアー会社用の予約システムが存在せず、入園料も25ドル(キャンセル返金なし)まで値上がりしていますので、ワイキキからの往復シャトルを運行していた催行会社も運行時間や販売方法に関して思案中で、再開が未定となっています。

 また、人気の高かった海中のアクティビティも、ガイドが同行案内するスキューバダイビングやシュノーケルのツアーに関しては、ツアー許可証の申請受付は開始していますが、発行がいつ行われるのか不明のままになっている状態です。

 日本も夏休みに入る7月に向けて受け入れ準備をどんどん始めたいところなのですが、思うようには進まない部分があります。また、制約のある今の時期に来ていただいている方々に思うように手配してあげられないストレスも感じています。とはいえ、嘆いていても仕方がありませんので、できる準備をコツコツとやらねばと思います。

朝夕は大型観光バスが連なって走行する風景も見られるようになっています。

天気の良い日中はビーチに人出が多いはずですが、観光客数が多いのか、街中も賑わっています。

日本行きフライトのカウンターも人が増えてきています。今夏が楽しみです。

本稿は、トランスオービット ハワイ マネージャーの水上直弘氏より寄稿いただいています。
※2022年5月30日(現地時間)現在の情報です。

株式会社トランスオービット
米国本土・ハワイ・カナダ・オーストラリア・韓国に現地法人を有するランドオペレーター
http://www.transorbit.co.jp/

お問い合わせ・お見積りは以下のフォームよりお願いいたします
http://www.transorbit.co.jp/contact/