人と食をかけ合わせた新コンテンツを造成
旅行会社は学び続ける努力を

岡林雅士氏 岡林　パートナーになりたいと思っています。旅行会社の業態はさまざまですが、現在最も苦戦しているのはリアルエージェントだと思います。この方々がいなくってしまうと、彼らの持っている観光人としての知識や財産が失われてしまいます。観光復活後にお客様に地域を案内してくださる人がいなくなるのは、地域にとって不幸なことだと思います。

　加えて、彼らは地元客のリピーターを掴んでいるすごいセールスパーソンでもあります。コロナ前は海外旅行に連れていったお客様を、今後は着地型旅行に連れてきてもらいたいです。また、野外レストランまでの交通集団の確保などは私一人でやるのには限界があるので、彼らとネットワークを作ってやっていきたいですね。

岡林　今は本当に我慢の時だと思っています。観光が回復し、今後来るであろう観光客に向け、収益が取れる仕組みを旅行業界の皆様と一緒に考えて作っていきたいです。

　また、旅行会社の方はあまり勉強しなくなってしまっているのではと思います。視野が広いように見えて狭かったりするので、ぜひ学び続けていただきたいです。私は高知大学の観光人材育成プログラム「こうち観光カレッジ」の修了生ネットワークの代表を務めていますが、こうしたプログラムを使って学び続け、学んだことを実践していただきたいです。観光カレッジに参加し、受講者や修了生とネットワークをつくって仲間になり、つらいコロナ禍を乗り切っていきましょう！