【バリ島現地レポート】新規感染者はピークアウト、ワクチン接種証明書は生活圏内でも必須か

  • 2021年9月13日

7月以降のバリ島コロナ規制

 緊急事態にあわせて7月2日より下記のような厳しいコロナ規制が発令されました。

  • 必須分野以外の活動は、100%在宅勤務(現在は25%の出勤可)

  • 教育活動はオンライン

  • ショッピングモールは閉鎖(現在は一部のモールが飲食のみ再開)

  • 飲食店はテイクアウトまたはデリバリーのみ。店内飲食は禁止(現在は店舗内での30分以内の飲食可)

  • 公園、観光地等の公共施設は閉鎖

モールバリギャレリア内、飲食以外の店舗はほぼ閉まっている(9月1日撮影)

国内移動(ジャワ・バリ島域内の国内空路移動)

 ワクチン接種の1回目の証明書がある場合、出発前48時間以内に検体採取したPCR検査の陰性証明書が必要。ワクチン接種2回目の接種証明書がある場合、出発前24時間内に検体採取した抗原検査の陰性証明書で搭乗可。

インドネシアへの入国

 7月21日以降、査証保持者及びAPECビジネストラベルカード保持者等の入国を一時停止とし、本日現在もまだ入国停止のままとなっています。また新規の査証発給も停止となっています。

ほとんど人通りがないバリ島国内線空港到着出口(9月1日撮影)

ゴトン・ロヨン(相互扶助)の精神で

 このような厳しい状況のバリ島ですが、インドネシアにはゴトン・ロヨン(相互扶助)という素晴らしい考え方があり、困ったときはお互いに支えあったり、手助けしたりという習慣が根付いています。コロナ禍になってバリ島のあちこちでボランティアの食料配布などがおこなわれており、皆で一致団結してこのコロナ禍を乗り切っていこうとしています。こんな状況の時は本当に人の温かさが身に沁みてきます。

スンバコという9種類の生活必需品(主に油、米、砂糖、塩、卵、牛乳、各種肉/魚、とうもろこし、油)を無料配布している様子

野本貴之
S.M.Iトラベル インドネシア代表
サーフィン好きが高じて25歳の時にバリ島へ移住しダイビングインストラクターとなる。2006年にS.M.Iトラベルに転職し、バリ島支店とジャカルタ支店を開設。バリ島の観光、ジャカルタでのビジネス渡航、視察のコーディネートや訪日旅行の販売、プロモーション、畳の販売などをおこなっています。