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【タイ現地レポート】新規感染者数は連日2万人超え、ワクチン接種と「サンドボックス」に期待

 世界各国から旅行者が訪れるタイ王国のコロナ禍の現状を伝える現地レポート。タイの日系企業に勤めている筆者が旅行で訪れることの出来ない日本の皆様に代わって、現地の最新状況についてレポートします。

 第3弾の今回は連日新規感染者数2万人を更新する中、ついに始まったワクチン接種についての体験レポートをお届けします。既に医療崩壊しているタイの厳しい現状について知ってもらい、今後日本も直面するかもしれない状況について知って頂ければ幸いです。
※この記事は8月22日の情報を基に執筆しています。
※前回のレポートはこちら

前回からのコロナ感染者の推移

 コロナ新規感染者は8月22日の執筆段階で、8月に入って以降ほぼ毎日2万人前後を記録しています。第2弾を投稿した5月末頃は1日平均2000人から3000人程度だったことを考えると、この3ヵ月でいかに状況が変わったかがわかります。2万人の感染者の内、約80%以上がデルタ株の感染と言われております。インドで起こった爆発的な感染者数と死者数が出た国全体のクラスターが今このタイでも起きています。

 既にバンコクでは医療崩壊が起こり、軽症の患者には自宅での療養が余儀なくされています。また地方出身感染者には地元で療養生活をしてもらうよう感染者用の地方行きの特別列車が運行しています。

 筆者は従業員約3000人程の企業に勤めており、会社全体でも数十人が感染しました。現在は在宅ワークをしていますが、以前は会社内で日ごろよく顔を合わしていた従業員もコロナで入院したと聞きました。自分の住んでいるマンションの同じ階で防護服を着た人がアルコールスプレーを撒いているのを見たこともあります。自分の周辺の人が感染していくのを見るといよいよすぐそこまでウイルスが来たのかと覚悟しております。

自分のマンションの同じフロアからも感染者が出ている

政府の規制

 感染者数に併せてタイ政府は少しずつ規制を強化しています。バンコクでは6月末から飲食店での飲食が禁止となり、持ち帰りのみの販売となりました。7月中旬にはスーパーマーケット、薬局などの一部の店舗は夜8時まで営業、それら以外の店舗は全て営業を停止しております。日本と比較すると、タイでは政府の権力が強く、規制の発表のあと2、3日で施行され、従わない店舗がないか警察が街をパトロールしています。

 毎日お店が営業していなくて特に困ることはありませんが、会社内の同僚の送別会を出来なかったり、ドライヤーが壊れてネットで購入して届くのに1週間掛かったり、髪の毛を今も約2ヵ月程切りに行けていません。

バンコクで有名なラーメン店と日本食卸売業者はどちらも営業休止中

入国規制と運航状況

 日本人旅行者がタイへ入国するのは以前から変わらず難しいようです。ヨーロッパや北米では外国人の旅行者の受け入れを始めている国が出てきていますが、タイでは簡単に入国することは出来ません。

 入国には有効なビザ、医療保険の証明書、入国許可書、隔離ホテルの予約、PCR検査の結果の証明書が必要となります。観光目的の申請で許可をもらえることは現段階では難しいと考えたほうが良いでしょう。

 逆に日本人が日本に帰国するのは簡単で、医療崩壊を恐れて一部の日系大手企業の駐在員で日本に一時帰国しているケースもあります。最近私の会社も上層部から順に数名日本に一時帰国しており、これから月2名ずつ交代して帰る予定なのですが、筆者が帰国するころにはコロナは収束しているかもしれません。

仕事でクライアントの工場へ入場する際、簡易テストの結果を報告しなければならなかった

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