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ハワイの「今」を駐在員の視点から-感染者数は劇的に改善、ワクチン・パスポート導入へ

オアフ島におけるリオープニング・ストラテジー

ティア1ティア2ティア3ティア4
新規感染者数
(7日間平均値)
100名以上50名から99名20名から49名20名未満
陽性率5%以上2.5%から5%未満1%から2.5%未満1%未満

 主な規制内容ですが、「密を避ける」ために集会人数がティア別に規定されています。ティア4になることで集会は25名まで(ティア3では10名まで)許可されます。

集会の規制も緩和され、アラモアナビーチもローカル・ファミリーで賑わいを見せています

 尚、現在のティア制度は、ワクチン導入前に制定されています。従いまして、規制内容には現状の感染の広がり方への対策とは合致しない部分もあるため制度自体の見直しも検討されています。

 マスク着用に関しては、ハワイ州は、CDC(疾病対策予防センター)の規定「ワクチン接種済の場合は屋内・屋外ともにマスク着用不要」とは異なり「着用が必要」でしたが、「ワクチン接種の有無に関係なく屋外では不要」となりました。これにより、公園でマスクをしない観光客とマスク着用の住民が混在するという変な光景はなくなりました。

屋外でのマスク着用義務は免除となりました

ハワイにおけるワクチン接種状況

 ワクチン接種は、昨年12月中旬に下記スケジュールに沿って開始されました。

フェーズ1Aフェーズ1Bフェーズ1Cフェーズ2
カテゴリー医療従事者
介護施設居住者
エッセンシャルワーカー
高齢者(75歳以上)
成人(65~74歳)
高リスク病状のある人(16~64歳)
その他の人(16歳以上)
人口比6%20%47%27%
開始時期実施中実施中2021年春予定2021年夏予定

 しかしながら、4月の段階で16歳以上が対象となるフェーズ2へと前倒しになり、5月にはスケジュール外だった12歳以上の子供まで対象となりました。その結果、5月末の時点で約150万回の接種が完了し、全州民の58%、約82万人が最低1回は接種済み、半数を超える51%が2回接種完了となりました。

 現在、接種可能なワクチンは3種類、ファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソン社で、種類選択も可能です。ただ、2回接種が必要なファイザーとモデルナが主に使用されており、17歳以下の子供は選択不可でファイザーのみ接種可能となっています。

 基本的には、政府作成の専用ウェブサイトから予約して接種を行いますが、65歳以上の高齢者、通訳が必要な住民には電話による補助サービスも用意されています。接種場所は当初は臨時設営の大規模な接種会場、病院、薬局のみでしたが、現在は、カハラモールなどのショッピングセンター、ハレイワのビーチパーク、各地域にある高校など、更に身近な場所で接種が可能になっています。

 ワクチン接種率の上昇を目的に、予約不要のウォークイン接種が可能な場所も増えています。また、医療機関が希望の多い場所へ訪問して接種が出来る観光バスを改良した移動式のワクチン・クリニックも運行しています。

 ワクチン接種への関心が薄い若年層への対策として、手軽に接種が受けられる取り組みは効果が大きいように思います。また、約5万人の生徒を有するハワイ大学が発表した、今秋からの対面式授業、校内活動への参加に対するワクチン接種の義務化も後押しとなっていると思います。

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