第6回トビィ抽選会

ポストコロナを見据え、より日本を楽しんでもらえる事業を展開-グローバルWiFiサービスのビジョン代表 佐野健一氏

今はジャンプの前にしゃがんでいる期間
事業基盤を活かした取り組みで飛躍へ 情報サービスやグランピング事業進出も

-ポストコロナも見据えて、旅行会社の方々やそのほかの観光産業の方々とはどのような取り組みが考えられるでしょうか。

佐野 我々にとってWiFiは引き続き重要なサービスですが、現在は厚生労働省からの受託で、空港での入国者水際対策事業を行っています。実施しているのは入国者原則全員のスマホ確認、入国後の健康確認と連絡のためのアプリの説明やインストールのお手伝いです。こちらが難しい方にはすべてセットアップされたスマホのご提供を独自に行っています。

 こうした水際対策は前例もなく、世界各国から来日される方々に確実かつ緻密に対策を講じていく必要があるもので、これまで蓄積してきた通信サービス事業者としての知見や物流、ネットワーク管理の仕組みが活きています。弊社では厚労省指定の仕様を満たすスマホを十分な数保有しており、また、本業務に向けて言語対応が可能なスタッフを短期間に組織することが可能です。主要各空港にWiFiレンタル店舗を展開してきたことのノウハウも活かせています。

 今後インバウンドが復活してきた際は、サービスの通信状況を分析して活用することを検討し、準備を進めています。こうした取り組みを旅行会社様や各地方自治体と連携を取りながらやっていけたらと考えています。そしてそれが地方創生にも寄与し、訪日客にはより日本を楽しんでもらえるような、もしくはその先手が打てるようなものになればと思っています。

-今後災害が起きた際にも活用できそうですね。

佐野 そうですね。今回は連絡が取れる手段も併せてお持ちいただけるよう設定しています。この取り組みを発展させ、避難情報等も含めてタイムリーにメッセージを皆さんに送信できるようになれば、今後日本国内で起こりうるさまざまな非常時に正しい情報をタイムリーに届けることができるようになるので重要だと思っています。

-最後に読者に向けてメッセージをお願いいたします。

佐野 グローバルWiFiだけでなく、観光産業の皆様に喜んでいただけるような新しいカテゴリーをともに育てていきたいと考えています。その一環として、我々は2022年にグランピングに参入します。業界の皆様とアジアをリードしていくようなコンテンツにしていきたいと思っています。

 コロナで大変なことを経験している今は、飛び上がる前にしゃがんでいるような状況にあると思います。しゃがんでいるこの期間を「大変だったけど、あの時があったからこれができたよね」と、いつか皆で笑い飛ばせる日が来るように、ともに頑張っていければと思っています。

-ありがとうございました。