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【メキシコシティ現地レポート】メキシコ首都の生活、観光、ワクチンの現状

レストラン、ホテル、観光地などの対策

レストラン・お店
 レストランは基本テイクアウトのみのサービス。しかし屋外のスペースがあるレストランは通常営業が許可されるため、歩道にテーブルと椅子を設置するお店も現れました。レストランは感染防止のため消毒はもちろん。メニューもQRコードを使って案内し、極力接触を避けるよう努力しています。

路上にテーブルを置き営業する市内のレストラン

 スーパーマーケットは営業時間を短縮し営業しています。また昨年12月から閉まっていたショッピングセンターは一部ですが3月より再オープンしています。市場を含めた小売店でも入店前に係員によって検温、及び手や靴底の消毒が徹底さており、また複数人数での入店も禁止されています。

交通機関
 交通機関は車内でのマスクは義務付けられていますが通常通り運行しています。メキシコ人はマスクの着用に慣れていないせいか、鼻をカバーしていない人がよく見受けられます。

市内の地下鉄の様子

ホテル
 メキシコシティ内は部屋の稼働率が30%までに制限され営業しています。食事は基本ルームサービスのみで提供。屋外エリアを持つホテルは其処を利用して食事のサービスを行っています。またホテル入館時には検温、手や靴底の消毒が義務付けられています。

メキシコ シティ マリオット レフォルマ ホテルのフロントの様子

観光地
 日本人観光客もメキシコシティを訪れる際、必ずと言っても良いぐらい訪問する国立人類学博物館、及び郊外に位置するテオティワカン遺跡等の観光地は昨年9月に再開したのですが、信号がオレンジから赤へ変わってから再び閉鎖。しかしテオティワカン遺跡は2月24日から開園時間の短縮、入場者数の制限を設け再オープンしました。

9月10日に再オープンした時のテオティワカン遺跡

スポーツや娯楽
 サッカーとプロレスはメキシコで欠かせない人気のスポーツ、大衆娯楽ですがサッカーは無観客、プロレスはオンラインにて実施し、自粛期間中の慰めになっております。

ワクチン接種
 メキシコでは新型コロナウイルスのワクチンの接種が進んでおります。先ず医療関係者への1月中に予防接種が終了し、2月15日より60歳以上の方々への予防接種が開始されました。2月24日現在で1回目の接種を受けた人数は180万人(総人口約1.42%)、2回目の接種が終わった人数が46万人に上り、政府は目標として一日のワクチン接種人数を43万人、4月15日までに約1600万人へ1回目の接種を完了する計画を打ち出し、早期収束を目指しております。

 家族や友人との絆を大事にし、人生と自由を謳歌するラテンの人々にとってコロナ過は辛い日々ですが、それでもめげずに逞しく生きるのがメキシコの人たちです。

中地晶
メキシコ観光 手配課部長
メキシコを中心とした中米専門のオペレーター。メキシコ・オリンピックが開催された1968年に創業し、以来50年以上にわたり中南米のプロフェッショナルとしてメキシコシティーに自社オフィスを構える。現地オフィスには日本人スタッフや日本語を話すスタッフが常駐。何よりもお客様の安全・安心を第一に考えた手配をおこなっています。