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公認会計士が教える、恥をかかない知っておくべき会計知識

  • 2021年2月3日

とっつきにくい会計をわかりやすく
数値を比較することで会社が見えてくる

渡邊氏  今回より全11回にわたり、ビジネスパーソンとして知っておくべき会計に関するコラムを寄稿いたします、私、渡邊勇教と申します。2011年に公認会計士登録後、監査法人での勤務などを経て、現在は渡邊勇教公認会計士・税理士事務所で法人・個人の各種確定申告などのほか、業務改善や財務コンサルティング、他士業との連携サービスを提供するゼロベースの代表を勤めております。

 ”会計”、とてもとっつきにくいワードです。おそらくとっつきにくい1番の理由は、義務教育の科目になかったからではないかと思っています。しかし社会人になると自然と求められる会計の知識。ここでは、今まではそれとなくこなしてきたみなさんの会計知識を「そういうことだったのか!」と腹落ちしてもらえるように解説できればと思っています。

会計で出てくる資料は、決算書、試算表の2つ

 会計は、日常の取引実績を金銭的に集約する方法になります。その集計方法には一定のルールがあり、そのルールで計算されてできてきます。一定のルールは次回以降に説明するとして、そもそも決算書や試算表とはを簡単に解説しますと以下のようになります。

 決算書試算表
内容貸借対照表
損益計算書
株主資本等変動計算書
個別注記表
貸借対照表と損益計算書の合算した資料
特徴年に1回作成
会計事務所が作成することが多い
毎月作成
翌月20日までに作成が完了していると優秀


 会社の状態をみるときは、決算書と試算表をみると、概ね会社の状態がわかります。上場会社を除き、決算書は年に1回しか作成しないことが多いですが、試算表は多くの会社が毎月作成していますので、自社の状態や取引先の与信管理の際は、試算表をチェックすることが大切です。

試算表は毎月の完成までのスピードが命

 試算表が毎月作られていない会社は、目隠しをして運転をしているくらい危険な状態です。自分が今どこにいるのか、良いのか悪いのかもわからない状態です。万が一、試算表が毎月作られていない場合は、コストをかけてでも試算表を毎月作るべきです。最近は、クラウドツールが多くあるため、数年前に比べて格段に試算表が作成しやすくなっています。会計事務所や専門家の意見を聞いてみるのも一つでしょう。

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