アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (7/19の状況)

  • 2020年7月20日

「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。

■ アイスランドの状況

2020年7月19日にケフラビク空港にてPCR検査を受けた1,386名のうち8名の陽性者が出ましたが、抗体の有無=感染力の有無について調査中です。

現在の感染者数は5名で、全員が自宅等で隔離療養中、国立大学病院に入院している人は0名です。

感染の疑いのある検疫中の人は、現在89名で自宅等で経過観察中です。これまで回復した人は累計1,907名、国内検査数は累計で68,638名となり、全人口の約19%が検査済みです。

死亡者数は計10名のままです。

8月初旬の連休明けに集会規模が500名から1000名に緩和され、レストラン、クラブ、バー等も営業時間が23:00より延長される予定です。

グリーンランド、フェロー諸島、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの6ヵ国が入国時のPCR検査と隔離が免除となっておりますが、EU/シェンゲン国外から入国可能な「安全国リスト」を踏まえた現在のアイスランドに入国可能な国は、日本、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、タイ、韓国などの12ヵ国となっております(中国は含まれておりません)。

この12ヵ国は入国に際し

 1) 個人データの事前登録

 2) 空港到着時のPCR検査

 3) 追跡アプリのダウンロードと活用

が要件となります。手順等については、以下のURLにてご確認ください。

 →https://www.covid.is/english

なお、EU委員会がEU/シェンゲン国外から入国可能な「安全国リスト」からセルビアとモンテネグロを外したことを受け、アイスランドに入国可能な国から、この2国が外されております。

現在、アイスランド航空は労使間で新たな運営体制の協議をしております。

安全情報等(Fly Safe With Icelandair)については、以下のURLにてご確認ください。

 →https://eur02.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fwww.icelandair.com%2Fsupport%2Fcovid-19%2Fsafe-travels-shared-responsibility%2F&data=02%7C01%7Carsaell%40icelandair.is%7C9348bf4a2d924cba4ee708d81f533e50%7C794aac9a04b14ff7b1e7adc3edfd9569%7C0%7C0%7C637293789668048325&sdata=HBw1GEoM9liTLpSHTADZB5WIajxJCl4N0JhWP4eLXtU%3D&reserved=0

アイスランドは、感染発生初期から官民+国民が一体となり検査と隔離の施策を始終一貫してきたことから、既にコロナの感染拡大が終息いたしましたが、現在も「検査・追跡・分析・対応」が継続され、With Corona時代の経済との両立が日々模索されております。

■ フェロー諸島の状況

現在の感染者は3名、これまでの感染者数累計は191名、死亡者数は0名です。この3名は、7月18日(土)に空港に到着した家族3名の旅行者で、現在、ホテルにて経過観察中です。

これまで検査を受けた累計数は28,261名で、全人口の53.9%が検査済みです。

現在、デンマーク、グリーンランド、アイスランド、ノルウェー、ドイツ、その他のEU諸国及びシェンゲン協定加盟国の「開放国」、英国からの旅行者は入国が可能ですが、到着時のPCR検査が義務付けられ、8月16日まで無料措置が延長される予定です。

検査の結果判明までは半日から1日かかる予定で、その間は自己検疫が必要です。日本などそれ以外の「検疫国」からの入国者には14日間の検疫が義務化されており、実質、旅行での入国はできません。

アトランティック航空は6月15日より、ヴァーガル空港~コペンハーゲン空港間のデイリー運航が再開され、まもなく1日2便の運航となる予定です。

なお、昨日7月19日は全便が運航しております。

フェロー諸島統計局によると、国内の雇用者数が徐々に増加しており、6月の新規雇用者数が26,500人になったと報道しております。

■ グリーンランド

現在の感染者は0名、累計の感者数は13名です。死亡者数累計はゼロです。

グリーンランドの漁業・狩猟・農業省は、外国からの観光客に対して、魚釣りのための許可証を購入することを再度周知しております。

グリーンランド自治政府は、7月21日から「第3段階」の対応に入る旨を発表しました。

これにより、入国後の制約となっていた「人数制限」と「入国後5日間の自己検疫と5日目のPCR検査」が不要となります。但し、入国前の要件はこれまで同様で、入国前5日以内に検査し取得したPCR陰性証明書と個人情報の提出が、搭乗手続きを行うカウンターで必要となります。

現在日本からコペンハーゲンで乗り継ぐ場合、一泊してグリーンランドに向かうことをデンマーク政府が認めていないことから、グリーンランドの自治政府がデンマーク政府に申し入れをしております。

この要件が解除されると、コペンハーゲンで前後泊して乗り継ぐことで、日本からグリーンランドへの旅行が可能となります。

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デンマークの現在の感染者数は611名で、死亡者数は611名です。

義務ではありませんが、マスクの着用が推奨され始めております。

旅行で入国できるのは、グリーンランド、フェロー諸島、アイスランド、ノルウェー、ドイツ、英国等の「開放国」に加え、7月04日より日本を含む以下の6ヵ国からの旅行者の入国が、条件付きで認められました。

 →対象国: 日本、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、タイ、韓国

現在のところ「デンマークに入国後6泊以上すること」が要件とされております。

なお、上記開放国にイギリスが加わりました。

業務渡航については、要件をクリアすることで、日本からの入国が可能となっております。

日本からはデンマークでの同日乗り継ぎは可能となっておりますが、現状、同日乗り継ぎでグリーンランドに入れる運航ダイヤはありません。

スカンジナビア航空の日本線の運航や乗り継ぎの可否についての詳細は、スカンジナビア航空のホームぺージにて、デンマークの最新の入国検疫要件については、在デンマーク日本大使館、およびデンマーク警視庁のホームぺージにて最新情報をご確認ください。

 → 在デンマーク日本大使館、ホームぺージ

  https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#denmarku_2

 → デンマーク警視庁のコロナポータルサイト

  https://politi.dk/en/coronavirus-in-denmark/travelling-in-or-out-of-denmark

なお、英国では、入国・乗り継ぎ共に 日本に対する検疫要件が解除されました。

以上、ご注意ください。

情報提供:株式会社ヴァイキング日本海外ツアーオペレーター協会