Go Toトラベルに危機感、青森県むつ市長

 7月22日から始まるGo To トラベルキャンペーンについて、青森県むつ市の宮下宗一郎市長は7月13日の会見で、「ウイルスは人が運ぶ。感染は人が動かなければ広がらない。Go Toトラベルで、リスクが高いところから低いところへ人が動く。(感染拡大防止で)がまんしてきたことが水泡に帰す」と危機感を示した。

宮下むつ市長

 また、「これにより感染が拡大すれば、天災でなく人災。政治や行政が県民、国民の命をないがしろにしてはいけない。(感染防止と社会経済)両立の議論はあるが、経済を回す方法はいくらでもある。青森県にも国から百億円を超えるお金が来ている。知恵を出せばいい。地域外から人が来るのを推進すれば、確実に感染症は発生する。国や県がやろうが、むつ市は市民を守るために責任を果たしていく」と話し、7月23日からの連休を前に市内観光施設の閉鎖を検討する考えを示した。


情報提供:トラベルニュース社