バリ島、火山の警戒レベル引き下げ-外務省は注意喚起継続

  • 2018年2月14日

 インドネシア政府はこのほど、東部のアグン火山の警戒レベルを、最高の4(危険)から3(警戒)に引き下げた。噴火や火山性地震の頻度の減少を受けたもので、立入禁止区域についても、これまでは火口から半径6キロメートル圏内としていたところを、半径4キロメートル圏内に縮小した。

 インドネシア政府は火山活動の活発化を受けて、昨年の9月にアグン山の警戒レベルを4に引き上げ、10月末には一旦3に引き下げたが、11月末の噴火発生で再びレベル4に戻していた。今年の1月には警戒レベルは4としたまま、立入禁止区域を半径10キロメートル圏内から6キロメートル圏内に縮小していた。

 なお、外務省は日本人旅行者に対して引き続き注意を呼びかけており、関係当局のウェブサイトなどで最新情報の収集に努めること、短期旅行者は「たびレジ」に登録することなどを求めている。