跡見女子大と長野県がインターン協定締結

 跡見学園女子大学と長野県はこのほど、インターンシップ受け入れを含めた包括的な協定を結んだ。長野県における次代を担う人材の育成・確保と地域の活性化を目的として、学生による地域振興の研究、若者や女性の移住を促すことなどについて連携する。

 同大学は今年4月に観光コミュニティ学部を新設しており、今年度は女子大生12人が夏期を中心に須坂市・峰の原高原ペンションで仕事体験や農業体験などに取り組む6泊7日のインターンシップを行う。

 また、進学などによる転出で10代後半から20代前半の若者が少ない長野県内へのU・Iターン就職を促すため東京都内での移住・観光セミナーや、移住アカデミー「信州で働く・暮らす-信州学講座」の開催などでも相互協力する。

 このほか、御嶽山噴火災害の影響が続く王滝村の観光戦略・総合戦略策定支援として学生らによる現地調査も行う予定で「御嶽山登山に頼らない観光戦略」の提言も計画している。

 協定締結に伴い、老川慶喜副学長や小川功観光コミュニティ学部長、磯貝政弘同学部教授が長野県の阿部守一知事を表敬訪問。阿部知事は「若い女性目線での問題提起と提案を期待している」とし、県として初めてとなる大学との包括協定の意義を話した。


情報提供:トラベルニュース社