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パシフィコ横浜、MICE訪日客向けプログラム、高島屋やみなとみらいホールと

  • 2015年5月14日

 パシフィコ横浜は横浜高島屋(※高ははしごだか)、横浜みなとみらいホールと、訪日外国人向けの「MICEおもてなしプログラム」を共同企画した。横浜高島屋とは「日本文化体験+免税ショッピングツアー」を、横浜みなとみらいホールとは「パイプオルガンコンサート」を実施。本格導入をめざし、5月14日から18日に開催される「第12回アジア栄養学会議」の参加者を対象に試験的におこなう。

 パシフィコ横浜では、約2年前から国際的なMICEに対する取り組みを強化しているところ。市内のユニークベニュー開発と主催者への紹介や、参加者への支援として地域連携や訪日外国人の滞在サポートを強化している。今回もそうした動きの一環として実施する。

 日本文化体験+免税ショッピングツアーでは、横浜高島屋を会場に実施。パシフィコ横浜によると、横浜高島屋では2014年度にクルーズでの訪日客向けに同種のプログラムを提供しており、今回は国際会議を対象に展開する。文化体験では浴衣や着物の着付けと写真撮影サービス、茶道体験、折り紙体験、デパ地下めぐり体験を容易。また、横浜高島屋内では免税ショッピングや割引サービスを実施する。パシフィコ横浜と横浜高島屋間の無料送迎シャトルバスも運行する。期間は5月15日から17日まで。

 また、パイプオルガンコンサートは、5月15日15時から横浜みなとみらいホールのパイプオルガンを活用して無料で実施。今後はホールのホワイエをカクテルパーティーなどのレセプション会場とすることも検討するという。定員は2000名。パシフィコ横浜によると、みなとみらいホールとの協力は、管理者である横浜市芸術文化振興財団と、MICE連携策について2014年度から検討を重ねてきたところ。パシフィコ横浜に近いみなとみらいホールを選定したという。

 パシフィコ横浜によると、今後は国際会議のスケジュールに合わせて主催者にプログラムを案内し、認知を高めるとともに利用を促していく方針だ。