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モンゴル、送客へJATAが委員会設立へ、新空港など追い風も

旅行会社経営者と現場担当者がモンゴル視察
菊間JATA副会長も参加、モンゴル委員会設立へ

▽在モンゴル日本大使の清水武則氏と懇談、2年後のウランバートル新国際空港完成に期待

乗馬体験

 視察旅行では、モンゴル駐在が4回目という清水武則大使を囲んで懇談会も開かれた。大使はモンゴルについて簡潔なレクチャーを実施。「1990年に社会主義国から民主主義国になった。地下資源が豊富な国で、主要産業は鉱業分野。一時、高度成長が続き2013年には1人当たりのGDPが約4000ドルとなったが、現在は以前と比べ停滞気味で、実質成長率は11.7%」であるという。

 また、「ロシアの影響下にあったので、バレエ、オペラ、オーケストラなどのレベルは高い。全人口は293万人、そのうち137万人がウランバートルに居住、首都以外には大都市はない。宗教はチベットラマ教。社会主義国であった名残として、サービスをするという意識が希薄」であるとも語った。

 日本人観光客が5年前との比較では倍増したものの現在は伸び悩んでいることについては、円借款で2016年の完成をめざして新空港を建設中であることが期待できると説明。

 現地で指揮を執る三菱商事・新国際空港建設プロジェクト事務所長の五島慶氏によると、完成は2016年10月で実際の共用開始は2017年1月。現在の空港の滑走路は片側進入のみだが、新空港は双方向で離発着でき利便性が大幅に向上するばかりでなく、現在の風による遅延なども改善される。加えて滑走路も長くなり、ボーイングB747型機クラスの大型機も就航可能となる。

 現在の空港利用者は約100万人だが、2017年には125万人、2020年には300万人に増加する予想という。2年後はモンゴルの道路網も完備するといい、観光の環境も大きく変わりそうだ。

 なお、最終日に難波江隆一団長は、「短期間にモンゴルの観光資源を数多く見て、極めて内容の濃い視察ツアーだった。お客様の目線で学び、また現地の旅行関係者と意見交換し、今後も継続的に双方で市場に取り組む方向性を定めたことも成果だった」と総括。「次は、どのように具体的な商品を作っていくかだ。それぞれがこの経験を生かして、モンゴルの旅に関わっていただきたい」と訴えた。