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日本航空、2月の国際線旅客は1.3%減、利用率はプラスに

  • 2013年3月28日

 日本航空(JL)の2013年2月の輸送実績で、国際線旅客数は前年比1.3%減の59万4275人となった。前年割れは2012年1月以来のこと。ただし、座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)を0.9%増としたのに対して旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)が1.2%増となり、座席利用率は0.3ポイント増の75.5%となった。

 方面別で見ると、旅客数は東南アジア線が5.0%増、太平洋線が0.5%増とプラス成長。もっとも落ち込みが大きかったのはグアム線で16.4%減となった。一方、利用率ではグアム線が6.8ポイント増の86.0%と最も高く、次いでオセアニア線が6.2ポイント増の84.8%。尖閣問題の影響が指摘される中国線は9.1ポイント減の55.3%と低迷したが、韓国線は0.3ポイント減の79.3%となった。

 なお、国内線は旅客数が2.3%減の225万2964人で、ASKが4.9%減、RPKが1.8%減となり、利用率は63.2%であった。