日台観光促進年、1年延長で相互交流300万人めざす-日台観光サミットで
日台観光サミット2012が7月6日に台湾の花蓮県で開催され、日本から日本観光振興協会会長の西田厚聰氏、日本旅行業協会(JATA)会長の菊間潤吾氏ら77名が参加し、台湾側は98名が集まった。サミットでは日台相互交流の発展に向けた取り組みや、訪日旅行の動向、参加者の意見交換を実施。観光促進年を2013年まで延長し、相互交流300万人をめざすことが決定した。
JATA理事長の中村達朗氏によると、意見交換ではオープンスカイで地方路線を中心に日本/台湾間の路線が増え、提供座席数が増加したことで訪問者数も増えるなど「好循環が生まれている」との声が上がった。一方、観光客の訪問先が台北に集中しており、ホテルが予約し難い状況にあることから、観光客を台湾全体に分散させる努力が必要との意見があがった。さらに、バスや鉄道といった地上の交通網など、台湾側の受入体制の整備を求める要望が出されたという。