テキサス、ダルビッシュ投手の活躍を機に訪問者増加へ

  • 2012年6月11日

テキサス州観光局マーケティング・スペシャリストのオリバー・ヤン氏  テキサス州観光局はこのほど、観光ミッションの来日にあわせ旅行会社対象のセミナーを実施した。これは、米国メジャーリーグ、テキサス・レンジャーズにダルビッシュ選手が移籍し、活躍する姿が日本で紹介される環境を好機として、日本人訪問者数の増加をめざすもの。

 同観光局によると、日本人訪問者数(空港到着ベース)は、2009年が3万5000人、2010年は前年比64%増の5万8000人、2011年はさらに13%増の6万5500人であったとう。ダラスとヒューストンへの直行便が毎日運航している点も強みとなり、ダルビッシュ投手の注目度によってさらに弾みをつけたい考えだ。

 セミナーでは、「本当のアメリカが、ここにある」と題して、現地の観光の魅力を紹介。同州観光局マーケティング・スペシャリストのオリバー・ヤン氏は、カウボーイの体験、ゴルフコースの豊富さ、ショッピングのメリットのほか、野球観戦が目的の旅行者には、テキサス・レンジャーズのホームとなるアーリントンを起点に、車で20分程度で移動できるダラスやフォートワースの街や観光牧場を楽しむ旅程を提案した。

 また、同州がショッピングの優位性があることもアピール。来日したタックス・フリー・ショッピング代表のキャロリン・ぺティ氏は、この理由について同州の売上税8.5%が、簡易な手続きによって変換される仕組みがあること、同州の物価が他州に比べて安い点を強調した。