観光庁、国内スポーツ観光でモニターツアー募集へ
観光庁は国内スポーツ観光の促進をはかり、モニターツアーを募集する。スポーツを核にした新たな旅行需要を喚起し、地域の活性化につなげたい考え。実施後アンケートにより顧客満足度や消費額などの経済効果を調査し、効果検証もおこなう。1ツアーあたり150万円程度の支援金を設定する予定だ。
モニターツアーはスポーツの観戦、または参加行動と連動したものとした。たとえばスポーツ観戦チケット購入者やスポーツ大会参加者向けの後泊オプショナルツアーなど、かならずしもツアー行程内に観戦、参加行動を含まなくてもよいという。選定基準は、6月に策定した「スポーツツーリズム推進基本方針」の方向性に沿った上で、ツアーを実施する地域が連携し役割を担っているか、地域固有の魅力を活用し経済効果を高める取り組みか、継続性が高く拡張性があるか、の3つの方針に合致したものとした。
選定後はツアーを広く告知し、参加者の募集に加え、スポーツ観光の機運醸成や、関連スポーツ、地域の認知度向上をはかる。また、ツアー参加者や関係者に対しアンケート調査を実施し、スポーツ観光の課題や消費額などの経済効果を検証する。
モニターツアーの募集は2011年12月下旬から2012年1月上旬まで、1週間程度となる予定だ。選考は1月中旬、参加者の募集とツアーの実施期間は1月下旬から3月上旬までとなる見込み。詳細は後日発表する。