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HIS、年末年始の海外旅行予約14.1%増-円高追い風に

  • 2011年12月6日

 エイチ・アイ・エス(HIS)は12月6日、年末年始(12月23日~2012年1月3日)の海外旅行動向を発表した。現時点での予約状況は、円高の影響もあり前年比14.1%増で推移。今後についても間際予約が強まる中で、訪日需要の低迷で例年に比べて日本発海外旅行用の航空座席を確保しやすくなっていること、さらに東京発のアジア方面へのチャーター便も座席数を2倍に増加したことなどから、今後さらなる伸びが期待できるという。

 方面別に見ると、アジア方面が好調で、人気渡航先ランキングのシティ部門でも、アジアの都市が上位を占めている。特に、韓国は40%増となっており、ソウル、釜山、済州島いずれも人気だ。また、シンガポールも引き続き需要が高く、シティ編で前年の10位から5位までランクアップした。

 一方、ビーチリゾートでは、ハワイ、ミクロネシアが2ケタ以上の伸びを示した。特に大阪では、デルタ航空(DL)やハワイアン航空(HA)が就航することもあり、西日本でのハワイ需要が高まっている傾向がうかがえる。人気渡航先ランキングでも、ビーチリゾート編ではホノルルが1位、シティ編ではソウルが1位となった。

 このほか、オンライン予約が好調で、スマートフォンやモバイルからの予約も増えている。一方、店頭での予約も好調に推移しているという。

 なお、HISの海外ツアーと海外航空券を対象に12月1日付けで調査した。