甲賀広域観光をPR 甲賀市と湖南市/滋賀

 滋賀県南部の甲賀市、湖南市でつくる甲賀広域観光振興協議会(前野昭雄会長)は7月5日、大阪市内で旅行会社や報道関係者を招いて観光情報交換会を開いた。

 プレゼンテーションでは各観光協会ごとに地域の観光素材をPR。甲賀市の信楽町は日本六古窯の1つ、信楽焼の郷。県立陶芸の森や信楽伝統産業会館などでその技術の粋に触れられる。両施設では11月1日-12月18日、信楽に縁が深い芸術家・岡本太郎と信楽の関わりを伝える特別展が開かれる。

 甲賀市は信楽、宿場、忍者という市内3エリアの周遊をアピール。忍者の里として人気を集める忍術屋敷、東海道の土山宿と水口宿、霊峰・飯道山など特徴的な歴史素材を豊富に有している。

 湖南市も東海道の宿場町・石部宿や、国宝3カ寺「湖南三山」をはじめとする歴史のまち。10月の特産市場「こなんマルシェ」のオープン、動物愛護を啓発する仮想自治体「こにゃん市」構想でPRキャラクター「こにゃん市長」が人気を集めるなど話題も豊富だ。

 その後の意見交換会で、地元観光協会や宿泊施設、観光施設の関係者が旅行会社の企画・仕入れ・販売担当者と意見を交換。地域の魅力を紹介し商品造成を訴えた。

 関係者は「今日を機会に両市を広域で捉え、これまで知られていなかったスポットにもお越しいただければ」「大阪から近い甲賀、湖南で新しい魅力を発見してほしい」と話していた。


情報提供:トラベルニュース社