ルックJTB、メキシコ単独パンフ作成で多様な素材を訴求、500名販売へ

  • 2010年10月8日
 JTBワールドバケーションズ(JTBWV)はこのほど、ルックJTBでメキシコ単独商品「ルックJTB メキシコの誘惑」の販売を開始した。メキシコツアーでは、熟年層の参加が多い添乗員同行の遺跡を巡る周遊コースと、ハネムーナーに人気のカンクン滞在コースがメインだが、実際は観光資源が豊富であることに着目。定番以外にも新たなテーマや素材を組み込んだコース展開とし、販売につなげていく。下期は、乾季で旅行しやすい時期であることをふまえ、500名の販売をめざす。

 今回設定したツアーは全部で12コースで、行き先や旅行形態によって「メキシコを探る旅」、「メキシコの人気ルートを往く」、「メキシコをきままに滞在する」の3テーマに分けてメキシコ旅行経験の度合いや旅行目的、添乗員同行可否など選びやすいよう工夫した。また、メキシコには29ヶ所の世界遺産があり、今回の12コースでは全部で18ヶ所訪問できるようになっているという。ルックJTBでは、今年度初めてケニア単独パンフレットを作成しており、販売が好調であったことから、中南米パンフレットの1エリアとして扱われがちなメキシコも単独にすることで訴求力を高めた。

 例えば、「メキシコシティから行く小さな旅8」では、メキシコシティのホテルに5連泊し、そこを拠点にテオティワカン遺跡や市内観光、銀の町タスコ、バロック建築の教会やプエブラなどを訪れる。1泊2日でユカタン半島へも足を伸ばし、マヤ遺跡のチチェン・イッツァ、ウシュマルを堪能。メキシコシティの部屋は確保したままのため手軽に楽しむことができるという。旅行代金は、2名1室利用で大人1名、8日間で37万8000円から42万8000円。