トラベル懇話会が春の特別例会開催、「無印良品の改革」テーマに講演
トラベル懇話会は4月14日、恒例となっている春の特別例会を開催し、良品計画代表取締役会長の松井忠三氏が「無印良品の改革」と題して講演をおこなった。1989年に西友から独立した無印良品は、10年間で売上高4.5倍、経常利益123倍の、順風満帆の成長を遂げた。しかし、10年を過ぎたあたりからユニクロやニトリなどの競争相手の登場、組織の慢心など、外部・内部の要因が重なり、一気に赤字に陥ったという。講演では、その時点で人事畑から社長に就任した松井氏の経営改革について説明。松井氏はゼロベースに立ち戻り、商品開発、ブランドコンセプト、ITと店作り、一度撤退した海外出店を新たな方策で成功に導いたといい、その過程がリアリティのある言葉で語られた。
講演後、トラベル懇話会セミナー委員長でダイヤモンド・ビッグ会長の西川敏晴氏は、「旅行業界にも共通する価格戦略、店舗とIT、グローバル戦略といった問題に対して、良品計画はポリシーと基準をしっかりと持ちながら改革を実行してきた。我々が学ぶべき多くのヒントがあると思う」とコメント。その上で、「本日、松井会長の商品作りやデザイン、マネジメントに興味を持った方は、無印良品の店舗に足を運ぶと、立体的に本日の講演の内容を理解できる上に、今までとは全く違う視点で商品を眺められるのでは」と結んだ。
なお、当日は席が足りなくなるほどの盛況で、会場からは「店舗出店時の売上高と賃料の数字的な基準や考え方が参考になった」「最安値ではなくデザイン力、マーケティング、ブランド力など中価格帯での戦う姿勢が参考になった」「わけあって安い、これで必要十分、という商品作りが、シンプルで分かり易い」といった声が聞かれたという。
講演後、トラベル懇話会セミナー委員長でダイヤモンド・ビッグ会長の西川敏晴氏は、「旅行業界にも共通する価格戦略、店舗とIT、グローバル戦略といった問題に対して、良品計画はポリシーと基準をしっかりと持ちながら改革を実行してきた。我々が学ぶべき多くのヒントがあると思う」とコメント。その上で、「本日、松井会長の商品作りやデザイン、マネジメントに興味を持った方は、無印良品の店舗に足を運ぶと、立体的に本日の講演の内容を理解できる上に、今までとは全く違う視点で商品を眺められるのでは」と結んだ。
なお、当日は席が足りなくなるほどの盛況で、会場からは「店舗出店時の売上高と賃料の数字的な基準や考え方が参考になった」「最安値ではなくデザイン力、マーケティング、ブランド力など中価格帯での戦う姿勢が参考になった」「わけあって安い、これで必要十分、という商品作りが、シンプルで分かり易い」といった声が聞かれたという。