オーストリア、コンテンポラリーな魅力展示−東京デザイナーズウィークで

同プロジェクトは、ウィーン市観光局の主催で、オーストリア政府観光局などをパートナーに、またオーストリア航空およびオーストリア家具産業協会、オーストリア通商代表部がスポンサーとして協力し催すもの。同局CEOのペトラ・シュトルバ氏は、「同イベントに参加したのは、日本からもっと多くの観光客を誘致したいから。昨年は20万8000人の日本人がオーストリアを訪れてくれた。これはアジアからの渡航者の3人に1人が日本人ということになり、国別に見るとアメリカに次いで2位となる。ウィーンの伝統的な文化に加え、新しいモダンでクリエイティブな魅力を紹介することで、より一層の来訪を期待したい」と語った。
同プロジェクトは、まず「東京デザイナーズウィーク2009」内で開催される「100% Design Tokyo」において、厳選されたオーストリアの30のコンテンポラリー・デザインやプロダクト・デザインを展示。展示ブースをフォトスタジオ風に設置、来場者が自由に展示品の写真を撮影できるようにする。展示する30作品は現代のウィーンがクリエイティブな作家の集まる文化のるつぼであることを示しているという。ウィーン市観光局局長のノルベルト・ケットナー氏は、「今年は日本とオーストリアの修交140周年。この展示会で、伝統とモダンが融合したウィーンの魅力を感じて欲しい」と述べた。