南アフリカ、サッカーワールド杯は「必ず成功」、宿泊には周辺国と協力も

このなかで、南アフリカ政観局長のブラッドリー・ブラウアー氏の紹介で古澤氏が登壇し、同グループの活動を説明。2007年3月に結成され、11月には現地を視察しており、同氏は自身の印象として治安面で懸念される同地に対し、旅程表どおりに行動し、現地ガイドの注意をよく守っていれば問題がないことを強調。ヨハネルブルクのダウンタウンの一部には一人歩きができない場所があるが「南アフリカの面積に比べればごくわずか」といい、悪いイメージを払拭したいとした。また、先に東京と大阪で開催した業界向けセミナーにはそれぞれ参加者が100人にのぼり、「南アフリカへの人気の高さとトレンドを反映している」という。2010年のサッカーワールドカップを機に南アフリカとの観光交流は確実に増えると予想しており、そのためにも「各旅行会社は引き続き、南アフリカへの観光拡大努力をしてほしい」と語った。

また、南アフリカだけでなく、アフリカ全体の祭典として協力態勢ができていることも説明。宿泊施設に関しては周辺諸国にも協力を要請しており、午前中は野生動物を見学し、午後にサッカー観戦、そして夜には宿泊地へ戻るといった「アフリカ的な楽しみ方」も推奨。南アフリカだけでなく「アフリカン・ワールドカップ」としてユニークなイベントであることをアピールした。