カンパニー・デュ・ポナン、日本寄港クルーズを予定、チャーター販売を開始

  • 2009年8月4日
 フランスのカンパニー・デュ・ポナンは2009年から2010年のクルーズスケジュールを発表した。同クルーズは定員が60名前後から200名前後のブティッククラスの客船で、約6割がチャーター利用。乗客の9割がフランス語圏を中心としたヨーロッパの富裕層で、クルーズを突き詰めたハードリピーターが多いという。現在、3隻を運航しており、定員90名の「ル・レパン」では南カリブ海のマルティニークを発着するアマゾン・オリノコ川7泊とニース発着のイタリアンリビエラ周遊4泊のクルーズを設定。また、定員64名の「ル・ポナン」では、セイシェル環礁7泊クルーズ、定員228名の「ル・ディアマン」では南極大陸周遊クルーズを運航する。

 さらに2010年と2011年には、定員264名の新造船「ル・ボレアル」と「ル・ロストラル」を就航。2011年には「ル・ディアマン」で、仁川、神戸、大阪などを巡るクルーズや大阪から瀬戸内海、仁川経由で函館へ行くクルーズなどを予定する。日本地区販売代理店のマーキュリートラベルによると、同客船の主要客の日本への需要が高く、実現した。すでに旅行会社や企業向けにチャーターセールスを開始している。船の規模、フレンチのフルコースやワインなど食事の質の高さでチャーターに向いているメリットを感じてもらっているという。また、ル・ディアマンは以前の「ソング・オブ・フラワー」で日本でのなじみも深いという側面もあり、同客船のファンである個人客からの問いあわせもあるという。


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