楽天トラベル、夏休みの海外宿泊予約件数は117%増−旅行動向調査で

  • 2009年7月22日
 楽天トラベルが取りまとめた調査によると、6月中に予約を受け付けた夏休みの海外宿泊予約件数は前年比117%増、国内宿泊予約流通総額は29.7%増となり、いずれも好調であった。また、通常インターネット経由での旅行予約は間際予約の傾向が強いが、2009年は早期に旅行計画をたてるユーザーが増えたという。楽天トラベルでは、燃油サーチャージ額ゼロや値下げを見越した海外旅行予約の先送りや、新型インフルエンザに対する不安感の落ち着きにともなう反動によるものと分析する。また、9月の大型連休は国内外ともに予約が集中している。

 海外旅行は、ホテルや航空券、楽パックなど全サービスの予約件数が58.8%増と前年を大きく上回った。グアムやサイパンが33.8%増、韓国が31.7%増と引き続き安・近・短の近距離方面が人気で定番化しつつある。一方、アメリカやヨーロッパなどの長距離方面も円高や燃油サーチャージ額ゼロなどにより渡航しやすくなっているという。国内旅行は、宿泊予約した人の1人あたりの宿泊単価は2008年と比べて減少しているが宿泊人泊数は32.0%増と推移した。

 なお、同調査は夏休み期間中(7月18日から8月31日まで)の国内外の主要サービスの予約状況をまとめたもの。