JALグ、旅行と航空券の営業部門をジャルセールスに移管−10月1日から

  • 2009年4月23日
 JALグループは10月1日から、旅行および航空券の営業部門をジャルセールスに移管する。日本航空(JL)広報では、「競争が激化する中での営業力を強化するねらい」と理由を説明。また、重複していた業務を集約することでコスト削減にもつながると見ている。今後は、ジャルセールスがジャルパック、ジャルツアーズ、航空券を販売するJL本体の支店営業部門の営業部門を集約、海外・国内の旅行商品および、航空券販売を担う。ジャルパックやジャルツアーズは企画や商品造成に特化することとなる。今後の具体的な組織体制は決まっていないものの、3社の営業部門全体で1000名ほどがジャルセールスに出向する予定だ。

 このほか、空港部門においても再編をおこない、羽田を担当するJALスカイ東京、成田を担当するJALスカイサービス、羽田および成田で航務を担当するJALウェイブの3社を統合。羽田の国際化に向けて、成田と羽田でこれまで培ってきたノウハウを相互に活かして空港サービスの向上をはかるとともに、コスト削減につなげる考えだ。

※ジャルセールスはジャルセールス西日本、ジャルセールス九州、ジャルセールス北海道を含む4社を示す。