問　デンマークとスウェーデン間を結ぶオアスン海峡橋。スウェーデン側に架かる都市は次のうち、どこか

A　マルメ
B　ストックホルム
C　ヘルシンボリ
D　ルンド

−正解は下へ

ココに注目！


▽古城が点在するスコーネ地方

　スウェーデン南部のスコーネ地方は、オアスン海峡を隔てたデンマークの都市との関係が深く、街並みや建築物にもその名残が見られる。緩やかな丘陵が続く田園地帯に200にも及ぶ古城や貴族が立てた館が溶け込み、趣ある風景を作り出している。ほとんどが個人所有の建物だが、一部では内部や庭園を公開していたり、ホテルなどの宿泊施設としてオープンしている古城もある。南部スウェーデン最大の都市マルメや近郊のルンドの観光局では夏期に古城めぐりツアーを催行することもあるほど、この地域の観光には古城めぐりが欠かせない。


▽代表的な古城

・グリッミンゲヒュース城
　スカンジナビアの中で最も保存状態が良いことで知られる。1499年から1505年に建てられた城で、周囲の麦畑と菜の花畑とのコントラストがみごと。別館に博物館やカフェテリアなどがある。場所はシムリスハンから南西へ10キロメートルほど。

・スヴァーネホルム城
　1530年に建てられたルネッサンス様式の城。17世紀にはベネチア様式に改装された。内部は博物館とレストランがあり、特にレストランは有名。営業期間は4月から12月まで。

・ソフィエロ城
　1865年にオスカール皇太子とソフィア妃のために立てられた。庭園のバラやハーブ、500種のシャクナゲなどが有名。


▽デンマークから車で約10分でアクセス可能な町・マルメ

　マルメはオアスン海峡に面したスウェーデン第3の都市。古くから交易などの要所として栄え、マルメ城などの石造建築が多く残る。2000年に開通したオアスン海峡橋により、コペンハーゲンから列車で約35分、車で約10分でアクセス可能。スカンジナビアに現存する最古の城であるマルメ城や中世からの石造建築が多く、歴史的な街中の散策がおすすめ。

正解　A