デルタ航空、来年4月から発券手数料を廃止−NW・DLの合併で規定統一

  • 2008年11月26日
 デルタ航空(DL)は2009年4月1日以降、日本で発券する航空券について、旅行会社の発券手数料を廃止する。現在、DLとノースウエスト航空(NW)は、合併を視野にした規定の統一を進めており、今回の決定は統合過程で統一した対応を採る一環。DL子会社のNW日本支社では、「DLとNWは、流通戦略の統合作業を共同で進めている。世界最大の航空会社として、今後もお客様のご要望の変化に対応し、旅行会社と協力しながら、日本の旅行市場の活性化を目指します」とコメントを出している。

 DLとNWの合併については今年4月に発表、11月にはアメリカ司法当局(DOJ)が異議を唱えないと決定し、統合作業が加速しているところ。流通施策では、既にNWが10月1日からゼロコミッションを採用しており、DLの3%と両社の対応に差が出ていたところ。ただし、新会社となるDLの来夏のスケジュールでは、成田/ソルトレイクシティ線、成田/ニューヨーク線、成田/ホーチミン線の就航、成田/アトランタ線の増便などネットワークの拡充を示している中で、流通施策への対応が注目されていた。


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