ロサンゼルス市、LAX国際線ターミナル新プロジェクトを発表−2012年以降に

  • 2008年11月25日
 ロサンゼルス市はこのほど、ロサンゼルス国際空港(LAX)のトム・ブラッドレー国際線ターミナル、西コンコースと新しい中央コンコースの建築ビジョン設計コンセプトを発表した。LAXは2012年までにエアバスA380型機の運航数が最多となることが見込まれているほか、ボーイング787ドリームライナーなどの次世代機種に対応する。建設には公開レビュー・コメントをはじめ、環境評価プロセスを経る必要があるものの、「航空機産業の新時代に備え、21世紀型空港に変革する」ものとなる。新設計コンセプトは、LAXの西に位置する太平洋をイメージし、屋根は海岸のリズミカルな波しぶきを模した形状を採用。1961年に建築されたLAXでジェット機時代の到来を告げた歴史を活かしつつ、飛行機が離陸して太平洋上で高度を上げるように、2つのアーチ型の橋が西に向かって伸びている。