JTB、カーボンオフセットのクオカードを発売−JCBとクオカードとの共同開発

  • 2008年9月19日
 ジェイティービー(JTB)はジェーシービー(JCB)、クオカードと共同で、プリペイドカードにカーボンオフセットを取り入れた「グリーンシューズ・カード」を開発、10月14日から販売を開始する。カーボンオフセットの機能が付くクオカードの発売は、日本で初めてのこと。JTBでは昨年から、「グリーンシューズ」のブランドでカーボンオフセット付き旅行を販売しており、団体旅行や個人向けパッケージツアー、ドライブ旅行など幅広い展開でカーボンオフセットの商品に約6万人の販売実績をあげている。今回は、新商品を模索していたJCBとクオカードが、JCBとJTBナイスギフト券で関係のあるJTBにアイディアを打診し、実現したという。

 通常のクオカードは利用可能額500円の場合、希望小売価格は530円。しかし、グリーンシューズ・カードはカーボンオフセットとして販売価格に50円を上乗せし、温室効果ガス約6キロの削減に貢献できる価値を付加している。クオカードは年間発行額は約600億円で、磁気PET型プリペイドカードとしては国内最大規模を誇るギフトカードであり、JTBでは今後、イベント関連のオーガナイザーや法人などの団体営業を中心に販売していくほか、各支店でも小売する。個々の販売目標数は明確にしなかったものの、京都議定書約束期間終了の2012年までに、3社合計で200万枚の販売を目標にするという。