伊・ピエモンテ州、日本市場で長期的取組を開始−荒川静香さんを大使に起用

具体的なプロモーションは、雑誌などでピエモンテ特産の白トリュフや赤ワイン、ベルガモットの香りがする広告を展開する。また、19日から開催されるJATA世界旅行博にブースを出展し、荒川さんがブースでのイベントに出演する。荒川さんは会見で「トリノはチョコレートやジェラートをはじめ食べ物が美味しく、街並みも昔からの歴史を物語っているようで印象的だった。人々も明るくて人あたりが良く、様々な魅力がある都市。ピエモンテの良さが伝わる仕事がしたい」と意気込みを語り、来年はピエモンテを再訪する。
ピエモンテ州は、世界遺産の「サヴォイア王家の王宮群」や「サクリ・モンティ」を有し、歴史的な経緯からイタリア国内では「権威あるエレガントな州」として認識されているという。また、スローフードの発祥の地でもあり、白トリュフやバローロ、バルベーラなど赤ワインなどが有名で、イタリアの州でミシュランに掲載されるレストランの数は最多だ。ウィンター・スポーツも盛んで、53ヶ所あるスキー・リゾートでは通常のスキーやスノーボードのほか、クロスカントリー、ヘリ・スキーなどを楽しめる場所もあり、オリンピック開催にあわせて最新の設備に改装を済ませたリゾートもある。このほか、ゴルフもイタリアのゴルフ場ベスト10のうち7コースがピエモンテ州にあるという。