マーキュリートラベル、エーゲ海短期クルーズ販売開始、ツアー利用を提案

  • 2008年9月8日
 クルーズ専門の旅行会社であるマーキュリートラベルは9月3日付けで、エーゲ海クルーズをメインとするルイスクルーズラインとの販売代理店契約を締結した。ルイスクルーズラインはルイスホテルズや旅行会社などを手がけるグループ企業のクルーズ部門。主にアテネとジェノバを拠点に運航している。数年前から日本に販売代理店を置いていたが、さらなるセールスの強化をめざし、マーキュリートラベルとの提携に至った。これを機に、本格的に日本での展開をはかるという。

 マーキュリートラベル代表の東山真明氏は今回の契約について、「特にアテネ発の3泊や4泊のショートクルーズが日本市場にあっている」と判断したという。従来のクルーズ商品は欧米人の夏休みにあった1週間以上の日程が多いが、「日本人がヨーロッパに行ったら、クルーズだけでなくランドの旅も楽しみたい。クルーズをこれまでの電車の旅のような感覚でツアーに組み込みやすい。また、初めてのクルーズという人にも適している」と提案する。同社では1ヶ月ほど前からウェブサイトで同クルーズの紹介を開始しており、FITの反響が良く、需要があることをアピール。今後、旅行会社には2009年上期商品への組み込みをめざし、セールスを開始する予定だ。2、3年後には1シーズンに1000名の集客をめざす。

 なお、マーキュリートラベルでは現在、フランスのポナンクルーズ、タイでバンコクからの2泊のリバークルーズを運航するマノーラクルーズ、香港で1ナイトクルーズを運航するアジアクルーズの日本総代理店をしている。このうち、香港のアジアクルーズは、マカオ1泊、香港2泊で同クルーズを利用したインセンティブが「価格競争に寄らず、利用者にも喜ばれる」と好評で、今年度は1000名の達成が確実と見ている。